ほてり

更年期障害の症状として知られています。突然胸から上半身にかけて熱感が広がり、発汗や動悸も伴うことが多いです。汗の程度は様々で、普段汗をかかない部分でも汗が出ることがあります。数分で収まりますが、その後急に身体が冷え、寒気も感じることがあります。回数は日に数回から1時間に1~2回と頻繁に起こることもあります。緊張や感情の高まりが引き起こしやすく、睡眠中にも起こることがあります。




◎なぜ起こるのか?

更年期には女性ホルモンの低下により「ほてり」の症状が起こりやすくなりますが、その詳細な機序は良くわかっていません。女性ホルモンの補充により症状が改善することから、女性ホルモンの低下が関与していることは明らかですが、若い女性の無月経の場合は通常「ほてり」症状は見られません。更年期では、女性ホルモンの低下だけでなく、自律神経の不安定さが二次的な要因として考えられています。



◎ほてり=更年期障害?

「ほてり」の症状が見られた場合、更年期障害だけでなく甲状腺機能亢進症や自律神経失調症といった他の病気も考えられます。更年期障害と診断するためには、年齢や月経の状態、女性ホルモンの濃度を調べつつ、他の疾患を除外する必要があります。



◎どのくらいで落ち着く?

更年期障害の「ほてり」は、月経が不順になるころから出現し、閉経前後にピークを迎え、閉経後1年くらいでおさまってくるという場合が多いようです。中には、閉経後10年以上続く場合もありますが、その頻度は稀といってよいでしょう。日常生活に支障がなければ放置しても構いませんが、程度が強く、日常生活に支障をきたす場合は治療をおすすめします。


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